たろちんの感情の奴隷ブログ

やむを得ず社畜と化したたろちんが、お金にならない文章を思いついたときにだけ更新されるプレミアブログです。

精神年齢が22歳で止まっている

精神年齢が22歳で止まっている。

基本的にはおうちから一歩も出ないで仕事をしているのだけど、都内に出るような仕事もちょいちょいしており、終電で帰ってくるような時もちょいちょいある。今日もそんな感じの電車に乗り、鼻息がバッファローみたいに荒いおじさんの隣に座って本を読んでいたら、ほろ酔い気味の若者たちが電車に乗ってきた。

若者たちは顔の造形のよろしげな男女4人グループで、全員頭髪が茶色か金色をしていた。男性の一人は少々酒を過ごした様子で、「夜風に当たりてえ~」「オレちゃんとしたい、なぜならもうハタチだから」などと言っており、女性の人は「キャッキャ」などと言っていた。若者たちは僕とおんなじ駅で降りたのだけど、男性たちはなんかもう一軒行く的な雰囲気を出しており女性たちは「キャッキャ」と言っていた。すごい今を生きてる感じで楽しそうだな、と僕は思った。本文の主張とは関係ないけれど、もしかしたらこのあとエッチをするんじゃないかな、とも思った。

僕は中二病をこじらせて高校に進学せず、大検で大学に入学するまでの期間、貴重な青春をスティックに振った痛い過去があるので彼らのような若者に憧れる気持ちがある。大学では必死の努力と酒の絶大なバックアップのおかげで華々しく大学デビューをキメたけれども、本質的には彼らのようにナチュラルにキャッキャできない人種であることも改めて自覚した。まあそれはそれでいいとこもあるんだけど、やっぱ天然のイケイケ感には叶わないという養殖モノの負い目は消えない。

それでも一番イケイケ感が出せていた、言い換えると我を忘れて調子をこいていた頃というのが僕の場合は22歳の頃。サークルでいい仲間に恵まれ、僕が酒を飲んで調子をこいても許容してくれていたので、僕は酒とイケイケ感を出せている自分の両方に酔っていたと思う。金は無かったけど、毎日のように千円とか2千円を貸し借りしあって安酒を飲み歩く感じが楽しかった。ニコニコ動画でゲーム実況をやり始めたのもその頃。

それから5年くらい経って、その間にはイケイケだったりイケイケじゃなくなったり色々あったけど、確実に22歳時ほどのイケイケ感は失われている。多分今後ずっと22歳のころのイケイケ感を取り戻したいなあ、と言いながら生きていくんだろうなあ、というようなブログをこれまでに7万回くらい書いたことがある。今日7万1回目を書いた。

今日見た若者には、「今が超楽しい」ということに裏付けされた無根拠な「この先も超楽しいはず」という希望があった。実際どうか知らんけど、僕はかつてそうだった頃の僕を重ねて「いいなー」って思った。ちなみに僕もまだ希望は捨ててない。僕は持ちきれない過去を女々しく抱えながら今を生きるよ。