たろちんの感情の奴隷ブログ

やむを得ず社畜と化したたろちんが、お金にならない文章を思いついたときにだけ更新されるプレミアブログです。

アダルトVRとかいう脅威の映像革命のおちんちんシンギュラリティについて

最近「シンギュラリティ」という言葉が世間ではめっちゃキテるワードになっています。日本語では「技術的特異点」のことで、要するに人工知能が近い将来人間よりすげーことになって世界がやべーことになるという話。SFって今さ、みたいなことです。

今んとこITの意識高い人が「これはすごいでござるよ……」「ござるな……」ってメガネズリ上げで盛り上がってる程度の話で、ITの末端でぼけっと生きている僕には「ふーん。メガネっすね」ってピンと来ない話だったんですが、最近PS VRを買ったんです。「Rez」っていうVR界隈では有名な超面白いゲームがやりたくて買ったんですが(超面白いのでおすすめ)、「VRのエロ動画はやべーぞ」という話も聞いてたので試しにDMMでVRエロ動画を見てみたわけです。そこで唐突に到来しましたね。僕のおちんちんシンギュラリティが。一気に「ピン」と来ました(激ウマダブルミーニング)。

今から僕は「お夜食カンパニー」というメーカーの「王様ゲーム」というシリーズについて熱く語りますが、変にリンクとかするとBANが怖いので詳しくはググってください。未成年のよい子は「YouTube ヒカキン」とかでググってこの場を去るように。



「ヒカキン」でググって最初に出た動画(結構面白かった)

さて、本題ですがVRエロ動画の何がすごいかというと、実は「エロ」的にはまだ発展途上なところが多いです。確かにすごいとこはすごい。一番すごみがあるのはエロ動画に「距離感」の概念を導入できたところで、DMMのおしまいおじさん達のレビューを見ればわかるようにエロ動画なのに「キスシーン」に対する言及がやたら多いところです。

例えばお乳が近づいてきたり離れていったりといった立体感、臨場感は最初はかなりのチンギュラリティを感じます。これはマジですごいのですが、現状はまだ固定カメラで撮影してるという物質的制約があり、画質も限度があったりするため意外とそこはすぐ慣れちゃうのです。よってVR的に一番リアリティが出るのは女性の顔がめっちゃ近づいてくるキスシーンだという事情がある(バイノーラル録音だと確かに臨場感は一番すごい)。真のチンギュラリティにはまだ数年から数十年の時間を要するだろうというのは、メガネ的シンギュラリティとそう変わりません。

しかし、新技術の普及は常にエロから起こる、とこち亀も言っていました。その意味で現時点最大の革命を起こしているのがこの「王様ゲーム」シリーズなのです。数千円のVRゴーグルとかもあるらしいのでぜひ一度試してみてほしい。

この動画の設定は「イケメンの友人が女の子をナンパしてうちに連れてくる」というものです。そして全てのエロ動画に言えることですが、その世界観にいかに没頭できるかが「ピン」と来るかに多大な影響を及ぼします。これは「盗撮もの」「素人もの」が生む「リアリティ」に強い思い入れのある筆者の主観ですので、ピンと来なかった方は紗倉まなVRとかを見ていただいてもらってこの記事はもう読まなくて結構です。

VRエロ動画の中でも異様に評価の高い「王様ゲーム」の特徴はその「リアリティ」にあります。

例えばその1つは異様な長尺です。イケメン友人が女の子を連れてきても「まず飲もっか~」とだらだら飲み会が始まり、「好きなタイプは~?」などのくだらねえ雑談が何十分も続きます(目線的には女子のパンチーが見えるなどのサービスはある)。そしてこの友人は最初に「こいつ俺の親友なんだけど超無口なんだよ~」とその場に座ってるだけのVR主観者に対するフォローを入れて世界観を補強します。この友人がパリピトーク力を滅茶苦茶に発揮して場を回してくれるため、主観者たる僕はVRゴーグルをつけたまま完全にそのよくわからない飲み会の世界に没頭できるのです。

ここが一番伝えたい部分なのですが、「王様ゲームVR」で僕は初めてエロ動画の前振り部分だけ全部見て絡み部分をスキップするという経験をしました。

話の流れとしてはだんだん酒が進んできて「王様ゲームやろう」となって、ポッキーゲームをやったり徐々に服を脱いだりと過激になっていくテンプレなんですが、そのへんの塩梅が絶妙なのです。おそらくある程度ガチでくじを引いてる部分があって、「王様が女子のお乳をつつつく」みたいなちょっとエッチな流れになったあとに僕(主観者)と男の友人がキスをする、みたいなエロ的には無駄なシーンが入ったりします。当然VRなので兄ちゃんの顔がめっちゃ近づいてきて僕(主観者)が「マジで気持ち悪い!」ってなったりする流れがあって、女の子たちが「今のよかったね~w」みたいに盛り上がるテンションとかがマジでキモい流れを経てる分すごいリアリティあって「マジで王様ゲームしてる感」がすごくて楽しいのです(BL好きの女子とかにはおすすめです)。ディフェンス的に言っておくと僕は王様ゲームをしたことはないです。これだけは真実を伝えたかった。

最終的には「王様の王様を1番が舐める!w」とか「な、なんか私たちもドキドキしてきたね……(ジュン)」みたいなご都合展開に入って、僕(主観者)は「急にどうしたんだよ……」みたいになったりするんですけど、過程的にはかなりよくできています。一般向けに「合コンVR」みたいなのが出ても僕は買うと思う。臨場感を持って飲み会に参加してる感の楽しさはかなり普遍的なものがあるので、やがては「孤独のグルメVR」みたいなのが出てくると思います。

VRって来る来ると言われて意外とまだ浸透してない文化だと思うんですが、これはマジで体験しないとなんにも分からないやつなので別にエロじゃなくても一度やってみるといいと思います。そしてそのへんの進歩はやっぱりエロ業界が結構先を行ってるところもあるのかなと。絡みのシーンで「あの棚に飾ってあるトロフィー、なんだろう」みたいなの観察するの、すげえバーチャルリアリティ感あってだいぶ楽しいです。