たろちんの感情の奴隷ブログ

やむを得ず社畜と化したたろちんが、お金にならない文章を思いついたときにだけ更新されるプレミアブログです。

生殖器の俗称をタイトルにするとニコニコではBANをされる(至言)

僕の中の僕こと僕です。今日は酒ばかっくらってテキストサイトのことをツイッターで言ってたら懐かしくなったので文章を書きます。

ここ数年僕が口を開くと常に言っていて「もううるせえよ死ね」と言われてることではありますが、最近は世間の文化的中心から自分の世代が取り残されているということを常々感じているというのがタイトルの事案でございます。というのも私は先日、日々の不安や言いようもないやるせなさ愛しさ切なさ心強さから配信タイトルに男性生殖器を直接的に表現する言葉を採用してニコニコ生放送を始めました。そしたら僕の男性生殖器を直接ウェブカメラで露呈したわけでもないにも関わらず、私の放送は4分半ほどでBANの憂き目にあいました。ちなみに私の名誉のために言っておくと、私はニコニコ公式放送にも何度も出たことのある極めて紳士的なアル中です。

この一件を私はどう見たか。私は「恥ずかしい」と思いました。それは「世間の常識をわきまえていなくて恥ずかしい」ということではなく、「BANというパンクな結果を出すにしてはあまりにやったことがショボイ」ということです。

私は酒を飲んで気をビッグにして全知全能的な発言を繰り出すのを趣味にしてからこっち、「普段壊す度胸がないなら壊す時は徹底的に壊す」というのを夢にしておりました。酔って終電に乗って目覚めたら成田駅を出た場所で満点の星空を掛け布団に寝ていた時などは「少しは両津勘吉に近づけたかな」などと嬉しく思ったものです。その5秒後に絶望したけど。まあ、そんなわけで小ボケに対してリアルガチな制裁を受けてちょっとビックリしたと同時に、インターネットのあり方もだいぶ若い人寄りにチューニングされたんじゃのう、と老害の感慨にふけって老害らしくションベンをズルズルに漏らしたわけでございます。

光陰矢のごとしと申しますが、光回線が主流となった現在のインターネット社会で流れる時間の速度はまさに光速であり、ダイヤルアップでピーガガーと爆音を上げ続けている僕の生命は一体どこに着地するのかなあと思う昨今であります。私がかつてのインターネットキングたちを模倣してやっているこうした主観的、内省的な芸風というのも昔は主流でありまして僕はその素人感、盗撮物AV感に興奮しておったわけですが、今ではメディアメディアしたきっちりしたものが超自然的に跳梁跋扈し、すっかり「そんなちんぽみたいなことを言っていては駄目だよ」などと地位権力を有した年上たちに怒られるようになりました。悲しいです。なお、ちんぽみたいなことを言うと怒られるのはBC時代から変わらないもよう。

私は初めてインターネットに触れて耳元で「welcome to underground」と囁かれた時に、その場で射精するのでなく家に帰ってパンツを洗っていたタイプの中途半端なので、王道・邪道のどちらにも属せていないのがある種のコンプレックスでもありある種のプライドでもあります。また、そういった類のめんどくささというのはどちらの世界でも金にならず、せいぜい飲み会などで揉めた時に「まあまあ、どちらの意見もわかりますが」と審判役を務められる程度でありますが、最終的に泥酔して「我輩は双方の思考を理解した全知全能である」などと気をビッグにして皆に疎まれるのでやっぱりろくでもないなあと思います。楽しくもあり。悲しくもあり。